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【第3回】太陽熱温水器で給湯器がエラーで止まる?「熱すぎるお湯」を安全に制御するReTerraの技術
「太陽熱温水器を給湯器に繋いだら、エラーが出て止まった」——そんな口コミを見て不安を感じている方へ。この疑問は、慎重に製品を選ぼうとしているからこそ出てくる、とても重要な問いです。今回は、なぜそのエラーが起きるのか、そしてReTerra(リテラ)がその問題をどのように設計段階から解決しているのかを、技術的な数値とともに正直にお伝えします。
ネットの噂を検証:太陽熱温水器を繋ぐと給湯器がエラーを起こすって本当?
Yahoo!知恵袋や口コミサイトに、「太陽熱温水器を給湯器に繋いだらエラーコードが出て動かなくなった」という投稿が見られることがあります。これは完全な嘘ではありません。ある特定の条件下では、実際にエラーが起きることがあります。
ただし重要なのは、「太陽熱温水器全般が給湯器と相性が悪い」のではなく、「適切な圧力管理を持たない製品を、対応していない給湯器に不適切な方法で接続したときに起きる問題」だということです。この違いを理解することが、太陽熱温水器選びで失敗しないための第一歩です。
夏場に晴れた日が続くと、太陽熱温水器のタンク内は高温になることがあります。また、温度上昇に伴ってタンク内の圧力も上昇します。この状態のお湯が適切な制御なしに給湯器へ流れ込むと、給湯器の安全センサーが異常を検知してエラーを出し、燃焼を止めます。これは給湯器が壊れたのではなく、安全機能が正常に働いた結果です。しかし使う側から見れば「突然お湯が出なくなった」という体験になります。
圧力管理のない太陽熱温水器 → タンク内の高温・高圧が給湯器にそのまま流入
給湯器の安全センサーが作動 → エラーコードを表示して燃焼停止
結果:「給湯器が壊れた」と誤解されるケースも
なぜエラーが起きるのか?高効率給湯器の安全センサーの仕組み
現代の高効率給湯器(エコジョーズ・エコフィール等)は、省エネ性能を高めるために精密な温度センサーと燃焼制御システムを備えています。この精密さゆえに、「想定外の温度・圧力の水が流入する」という状況に対して非常に敏感です。
給湯器は通常の水道水を受け取ることを前提に設計されています。ここに高温・高圧のお湯が流入すると、給湯器内部の安全センサーがこれを「異常状態」と判断し、燃焼を自動停止します。また、想定外の圧力が給湯器の許容値を超えた場合も、安全装置が作動します。
① 温度の問題:高温のお湯の流入を給湯器の安全センサーが検知して燃焼停止
② 圧力の問題:タンク内圧力の上昇が給湯器の許容値を超えて安全装置が作動
ReTerraの仕組みでは、タンクユニットが太陽熱でお湯を温め、そのお湯を既存の給湯器に送り、給湯器が最終的な温度調整を行います。この「役割分担」と「適切な圧力管理」が、安全に連携するための設計の核心です。
ReTerraがエラーを起こさない理由:安全弁・減圧弁・膨張タンクによる3重の圧力管理
ReTerraは、日本の高精度な給湯器と安全に連携することを前提に設計されています。タンクユニット(HS-200A)には、圧力を適切に管理するための安全機構が標準で内蔵されています。
① 減圧弁(300kPa):流入圧力を適切な範囲に調整
減圧弁は、水道からタンクへ流入する水の圧力を300kPaに調整する役割を担います。水道の供給圧力は地域・建物によって異なりますが、減圧弁がその圧力を設計値以内に整えることで、タンク内が常に適切な圧力範囲に保たれます。
② 安全弁(340kPa):万一の圧力超過からシステムを保護
安全弁は、万が一タンク内の圧力が340kPaを超えそうになった場合に自動的に開放し、余分な圧力を逃がします。これはシステム全体を守る「最後の砦」として機能する重要な安全装置です。タンク内の温度が上昇して圧力が高まるような状況でも、安全弁が自動的に作動してシステムを保護します。
③ 膨張タンク(内蔵):温度変化による圧力変動を吸収
水は温度が上がると体積が膨張します。膨張タンクは、この体積変化を吸収するバッファとして機能します。タンク内の水が加熱されて膨張した際に、その体積変化を膨張タンクが受け止めることで、急激な圧力上昇を防ぎます。
減圧弁(300kPa):水道からの流入圧力を設計値に調整
安全弁(340kPa):万一の圧力超過時に自動開放してシステムを保護
膨張タンク(内蔵):温度上昇による水の膨張を吸収し急激な圧力変動を防ぐ
この3つの機構が連携することで、タンク内の圧力は常に設計範囲内に保たれ、給湯器へ適切な状態のお湯が届けられます。ネットの口コミで見られるトラブルの多くは、こうした安全機構を持たない製品、または不適切な施工によるものです。
また、ReTerraのシステムではタンクユニットが太陽熱でお湯を温め、そのお湯を給湯器が受け取って最終的な温度調整を行います。給湯器は「ゼロから沸かす」のではなく「受け取ったお湯をさらに調整する」という役割を担うため、燃焼負荷が減り効率よく動作します。
だから「指定工事店」が必要。プロの施工が担保する10年以上の安心
どれほど優れた安全機構を持つ製品でも、施工が適切でなければその性能は発揮されません。配管の接続・電源の確保・不凍液の充填と空気抜き・各安全弁の動作確認——これらすべてが正確に行われてはじめて、システムは設計通りに動作します。
ReTerraの設置は、マルヤス工業が認定した指定工事店による施工が必要です。ReTerraのシステム設計を理解した上で正確に施工できる専門業者が担当することで、設置後に安全弁・減圧弁が正常に動作していることが確認された状態で引き渡しが行われます。
不凍液循環確認:集熱器〜タンク間の不凍液が正常に循環していること
温度センサー動作確認:各センサーが正常に機能していること
ポンプ運転確認:DCポンプが設計通りに稼働していること
漏水確認:配管接続部に漏れがないこと
ReTerra LINK登録:24時間監視サービスの有効化
設置後は、ReTerra LINKによる24時間監視と連携した無料保守点検サービスが適用されます。標準5年保証に加え、10年・15年の延長保証プランも選択でき、設置後10年以上にわたって安心して使い続けられる環境が整います。
「わが家の給湯器と接続できるか心配」「施工は誰に頼めばいいか」——そうした疑問はお問い合わせからお気軽にご相談ください。ご自宅の環境を確認した上で、適切な対応をご案内します。
2026年 / マルヤス工業株式会社