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column お役立ちコラム

2025.10.24

【お金を貯める】20代で貯蓄体質になる!浪費を断つ3つの仕組み

今こそが「貯蓄黄金期」である理由

 社会人になって初めてのボーナス。給料日の通知を見るたびに感じる高揚感。20代は、人生で初めて「自由に使えるお金」が手に入る時期です。

しかし、同時にこの時期は「お金の使い方の癖」が決まる、極めて重要なタイミングでもあります。

20代は、結婚・出産・住宅購入といった大きなライフイベントがまだ先の世代。つまり、収入の多くを自分のために使える貴重な時期なのです。この「自由度の高さ」をどう活かすかで、30代・40代の人生が大きく変わります。

ここで問題となるのが「浪費癖」です。「また買っちゃった…」「気づいたら口座残高がゼロに近い」

——そんな経験、ありませんか?

実は、浪費は「意志の弱さ」が原因ではありません。

現代社会は、あなたにお金を使わせるための仕掛けで溢れています。SNS広告、期間限定セール、サブスクの自動更新。これらに精神力で対抗しようとしても、勝ち目はないのです。

だからこそ必要なのが「仕組み化」です。

本記事では、20代のあなたが浪費癖を断ち切り、将来の資産形成の土台を築くための具体的な仕組みを3つご紹介します。精神論ではなく、システムでお金を守る方法を学んでいきましょう。

なぜ浪費してしまうのか? その心理的トリガー

浪費を引き起こす心理的トリガー。仕組みを作る前に、まずは「なぜ浪費してしまうのか」を理解しましょう。

浪費を誘発する3大トリガー

  • 希少性の罠
    「期間限定」「残りわずか」といった言葉は、私たちの脳に「今買わなければ損をする」という焦りを生み出します。
  • お得感の錯覚
    「50%OFF」と表示されると、実際に必要かどうかではなく、「割引率」に意識が向いてしまいます。元値が高ければ高いほど、この錯覚は強くなります。
  • ワンクリックの魔力:
    ネットショッピングでは、物理的な現金が減る実感がありません。カード情報が登録済みなら、文字通り「ワンクリック」で購入完了。痛みを感じないまま支出が積み重なります。

これらのトリガーに精神力で抵抗するのは困難です。だからこそ、次章で紹介する「仕組み化」が威力を発揮するのです。

浪費を断つ「仕組み化」の技術:3つの具体策

仕組み①:3秒ルールで衝動買いにブレーキをかける

やり方はシンプル。ネットショッピングで「カートに入れる」をクリックした後、購入ボタンを押す前に3秒待つ。たったこれだけです。

「たった3秒?」と思うかもしれませんが、この3秒が驚くほど効果的なのです。

人間の脳は、欲しいと思った瞬間が最も購買意欲が高く、時間が経つと冷静になります。

3秒という短い時間でも、「本当に必要か?」「同じようなものを持っていないか?」と自問する余裕が生まれます。

さらに上級テクニックとして、「24時間ルール」も有効です。

カートに入れたまま一晩寝かせる。翌日見返してみると、「なんでこれが欲しかったんだっけ?」と感じることが多いはずです。

特に効果的なのが、以下のようなケースです:

  • 深夜のネットサーフィン中の衝動買い
  • SNSの広告から直接アクセスしたサイト
  • 「タイムセール終了まであと〇分」の表示がある商品

3秒ルールは、購入の決断に「意識的な選択」を挟み込む技術。

習慣化すれば、月に数千円〜数万円の節約につながります。

仕組み②:「使うお金」と「使わないお金」を物理的に分離する

浪費を防ぐ最強の方法は、そもそも「使えるお金」を目の前に置かないことです。

具体的には、銀行口座を以下のように分けましょう:

【口座分離の黄金パターン】

  • 給与受取口座:給料が振り込まれる口座。ここから各口座へ自動振替設定。
  • 生活費口座:日常の支出用。デビットカードやクレジットカードと紐付け。
  • 貯蓄・投資口座:絶対に手をつけない口座。キャッシュカードは自宅の引き出しに封印。

重要なのは、給料日に自動的に各口座へ振り分ける設定をすることです。

手動で振り込もうとすると、「今月は使いすぎたから貯金はパス」となりがち。自動化すれば、意志の力を使わずに貯蓄できます。

おすすめの振り分け比率は以下の通り:

  • 生活費:60%
  • 貯蓄・投資:20%
  • 予備費・自己投資:20%

この比率は目安ですが、最も重要なのは「貯蓄・投資」を先に確保する「先取り貯蓄」の考え方です。余ったお金を貯めるのではなく、貯めるお金を先に取り分ける。この発想の転換が、貯蓄体質への第一歩です。

仕組み③:「固定費」を見直して自動的に節約する

食費や交際費といった変動費を節約しようとすると、日々の我慢が必要になり、ストレスが溜まります。しかし、固定費は一度見直せば、その後は自動的に節約効果が続くのが最大のメリットです。

20代が見直すべき固定費トップ3:

1. 住居費

家賃は手取り収入の25〜30%が目安とされますが、都心部では難しい場合も。

以下の選択肢を検討しましょう:

  • シェアハウス:家賃を大幅に削減でき、光熱費も割安
  • 職場近くに引っ越し:通勤時間短縮で時間とお金を節約
  • 実家暮らし:一時的な選択肢として有効(貯蓄を加速できる)

2. 通信費

大手キャリアから格安SIMへの乗り換えで、月5,000円以上の節約も可能。

20GBプランでも月2,000円程度に抑えられます。

3. サブスクリプション

使っていない動画配信サービス、音楽アプリ、ジムの会員費などを見直しましょう。

「いつか使うかも」は「使わない」と同義です。

固定費の見直しは面倒に感じるかもしれませんが、一度の行動で年間数十万円の節約になることも。時給換算すると、驚くほど効率的な「投資」なのです。

仕組み④:「健康への先行投資」で将来の支出を劇的に減らす

ここまで3つの仕組みをご紹介しましたが、実は20代で最もコストパフォーマンスが高い節約術は「健康体質を作ること」です。「健康がお金の節約につながる」

——当たり前のように聞こえるかもしれませんが、多くの人がこの真実を軽視しています。

不健康がもたらす”見えないコスト”

30代以降に不健康な生活を続けた場合、

以下のようなコストが発生します:

  • 医療費:生活習慣病の治療に年間数十万円
  • 病欠・休職:収入の減少、キャリアへの影響
  • 生産性の低下:疲労や体調不良による仕事の効率低下
  • 介護費用:将来、自分や家族が介護を必要とする期間が長期化

ある調査では、生活習慣病を抱える人の生涯医療費は、健康な人と比べて平均500万円以上高くなるというデータもあります。さらに、介護が必要になる年齢も早まり、老後資金の計画が大きく狂う可能性があります。

20代の健康投資が”複利で効く”理由

金融資産に複利効果があるように、健康にも複利効果があります。

20代で作った健康習慣は:

  • 30代で病気のリスクを下げる
  • 40代で体力・気力を維持する
  • 50代で生活習慣病を予防する
  • 60代以降で自立した生活を支える

つまり、今の1,000円の健康投資が、将来の数十万円〜数百万円の医療費・介護費を削減するのです。これ以上に効率的な「節約術」は存在しません。

20代がすべき健康投資トップ3

1. 運動習慣への投資

「ジムは高い」と解約を考えていませんか? もし週2回以上通っているなら、それは最も価値のある固定費です。

  • ジム代:月7,000円 × 12ヶ月 = 年間84,000円
  • 予防できる将来の医療費:年間数万円〜数十万円

運動習慣は、肥満・糖尿病・高血圧・うつ病などのリスクを大幅に下げます。

ジムに通えない場合も、自宅筋トレやランニングなど、お金をかけずに運動する方法はいくらでもあります。

2. 食事の質への投資(自炊)

「節約のために自炊」という発想は正しいですが、実は健康投資としての側面がもっと大きいのです。

外食やコンビニ食は

  • 塩分・糖分・脂質が過剰
  • 栄養バランスが偏りがち
  • 添加物が多い

一方、自炊は:

  • 食材を選べる(質の良い食材で健康体質を作る)
  • 調理法をコントロールできる(油の量、調味料の量)
  • 食費も抑えられる(月2〜3万円の節約も可能)

自炊は、お金と健康の両方に複利が効く最強の習慣です。

3. 睡眠への投資

「睡眠時間を削って残業・副業」は、20代では乗り切れても、30代以降で確実にツケが回ってきます。

質の良い睡眠のための投資は惜しまないでください:

  • 良い寝具(マットレス、枕):数万円の初期投資で10年使える
  • 遮光カーテン、空気清浄機:睡眠の質を高める
  • 規則正しい生活リズム:無料だが最も効果的

睡眠不足は、肥満・糖尿病・心疾患・認知症のリスクを高めることが科学的に証明されています。

「健康のために節約する」ではなく「健康に投資して節約する」

ここで重要なのは、健康のために我慢するのではなく、健康に投資することで将来の支出を減らすという発想です。

ダメな考え方よい考え方
運動ジムをやめて医療費に回す ジムを続けて医療費を発生させない
食事食費を削ってインスタント食品 自炊に投資して食費も健康も両取り

20代の健康投資は、金融資産への投資と同じくらい

——いや、それ以上に重要です。お金があっても健康がなければ、豊かな人生は送れません。

今日から、「健康は最大の資産」という視点で、毎日の選択を見直してみましょう。

未来の自分に投資する「最強の土台」づくり

浪費を防ぐ仕組みができたら、次は「増やす仕組み」を作りましょう。

少額で十分! つみたてNISAで投資デビュー

「投資なんて、お金持ちがやるもの」「まとまった資金ができてから」——そう思っていませんか?

実は、投資において最も価値があるのは「金額」ではなく「時間」なのです。

複利の魔法:20代から始める圧倒的アドバンテージ

つみたてNISAを使って、

毎月3万円を年利5%で運用した場合

  • 25歳から始めた場合(35年間):投資総額1,260万円→約3,570万円
  • 35歳から始めた場合(25年間):投資総額900万円→約1,790万円

同じ毎月3万円でも、10年早く始めるだけで、最終的な資産は約1,780万円も違います。これが複利効果の威力です。

「月3万円も無理」という方も安心してください。月5,000円でも、月1万円でもいいのです。

重要なのは「今すぐ始める」こと

つみたてNISAを選ぶべき3つの理由

  • 運用益が非課税:通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座なら非課税。
  • 少額から始められる:月100円からでも積立可能。無理のない金額でスタートできます。
  • 初心者でも簡単:投資信託を選んで自動積立設定をすれば、あとは放置でOK。

投資を「自動化」し、生活費から切り離す

投資で最も重要なのは「続けること」。そのためには、投資を日常の支出から完全に切り離す必要があります。

【投資の自動化4ステップ】

  • 証券口座を開設:ネット証券(楽天証券、SBI証券など)がおすすめ
  • 銀行口座と連携:自動引き落とし設定をする
  • 投資信託を選ぶ:全世界株式インデックスファンドなど、分散投資ができる商品
  • 毎月の積立額を設定:最初は無理のない金額(月5,000円〜1万円)でOK

設定が完了したら、あとは放置。スマホアプリで毎日チェックする必要はありません。むしろ、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で続けることが成功の秘訣です。

「投資は怖い」という心理的ハードルを越える

投資初心者が感じる不安は自然なことです。

しかし、「貯金だけ」の方がリスクが高いという事実を知っておきましょう。

インフレ(物価上昇)が年2%進むと、貯金の実質的な価値は目減りしていきます。100万円の貯金は、10年後には約82万円の価値に。一方、適切に分散投資すれば、インフレに負けない資産形成が可能です。

「損をするのが怖い」という気持ちはわかります。

だからこそ、以下の原則を守りましょう:

  • 生活費の3〜6ヶ月分は預金として確保
  • 投資は余裕資金で行う
  • 一括投資ではなく、積立投資で時間分散

この原則を守れば、精神的な負担を最小限に抑えながら、着実に資産を増やせます。

20代の仕組み化が、30代以降の人生を変える

ここまで、20代で貯蓄体質を作るための4つの仕組みをご紹介しました:

  • 3秒ルールで衝動買いを防ぐ:購入前にワンクッション置く習慣
  • 口座を分けて「使えないお金」を作る:先取り貯蓄で自動的に資産形成
  • 固定費を見直す:一度の行動で継続的な節約効果
  • 健康への先行投資:将来の医療費・介護費を劇的に削減

そして、浪費を防ぐだけでなく、つみたてNISAで「増やす仕組み」と健康体質で「減らさない仕組み」を同時に構築することが重要です。

20代で作った仕組みは、30代・40代で直面する大きな支出(結婚資金、住宅購入、子どもの教育費)に耐えられる強固な土台となります。

そして、健康体質を作っておけば、それらのライフイベントを存分に楽しめる体力と気力が維持できます。

逆に、この時期に浪費癖と不健康な生活習慣を放置すると、後からの挽回は非常に困難です。

大切なのは「完璧」を目指すことではありません。 月1万円の貯蓄、月5,000円の投資、週2回の運動からでもいい。小さな一歩を踏み出し、それを「仕組み化」して継続すること。

それが、10年後、20年後のあなた自身への最高のプレゼントになります。

金融資産と健康資産。この2つを20代で育てることが、本当の意味での「豊かな人生」への最短ルートです。

今日、この記事を読んだことが、あなたの人生のターニングポイントになるかもしれません。未来のあなたは、今のあなたの決断に感謝するはずです。

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次回予告

来週は、支出がピークになる【30代・40代の節約術】をご紹介します。住宅ローン、教育費、親の介護…大きな支出と向き合いながら、どう資産を守り増やすか。実践的なテクニックをお届けしますので、ぜひご期待ください!

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